
去る11月初旬、サイクル・リビングラボは、京都府・丹後地域の活性化を目指し、京都府丹後広域振興局および一般社団法人 京都府北部地域連携都市圏振興社(通称:海の京都DMO)と「丹後地域における自転車の活用を基軸とした取組による地域活性化に関する連携協定」を締結しました! 先日、京都府伊根町でのライドイベントレポート記事にも記載しましたが、今年度進めていた同地域での取り組みをより広く、深く進めていくための協定を結ぶことができ、一同感謝の気持ちと今後の活動への決意で身を引き締めています
■協定の目的
本協定では、丹後地域における交流人口の増加や、産業・文化の醸成といった新たな価値創造に寄与することを目的としています。地域(市民)・企業・行政がそれぞれの強みを活かして課題解決に向け共創する「リビングラボアプローチ」を用いて、自転車の活用を軸にした多彩なサイクリング関連事業に取り組んでまいります。
■具体的な活動内容
本協定を結んだ三者は、地域内外の事業者、市民と協力し、下記の内容で事業を検討・実施します。
(1)サイクリスト向けサービスの充実に関すること
・サイクルステーションの整備支援
・サイクリスト向け商品の開発支援
・ショップと連携したライドイベントの誘致
・サイクリスト向け情報の発信
(2)自転車を基軸とした産業創出に関すること
・シェアサイクル・レンタサイクル事業の導入支援
・自然景観を活かしたアクティビティ事業の導入支援
・インバウンド向けサイクル事業の導入支援
・サイクリスト向け商品の開発支援(再掲)
(3)自転車を基軸とした社会課題の解決に関すること
・自転車に関する先端テクノロジーを活用した移動困難者対策
・自転車を活用した健康増進事業
・自転車と既存交通システムとの連携
(4)自転車文化の創造に関すること
・自転車に関するマナーの普及・啓発事業
・住民向け自転車試乗会の誘致
・関係者によるプラットフォーム会議の開催
■一般社団法人サイクル・リビングラボの丹後地域での活動実績
先述の通り本協定の締結以前より、サイクル・リビングラボは丹後地域で自転車を活用した地域活性化に取り組んできました。
京都府丹後地域に広がる、海と山に囲まれたダイナミックな景観、起伏に富んだ地形はサイクリストの間では名所として知られています。まずは、自転車業界の専門家を伴ったフィールドワークを実施。参加者から同地がもつポテンシャルを高く評価いただきました。これを機に、2018年春より活動を開始しています。

フィールドワーク実施の様子
そのほかの活動拠点となっているのが、「伊根の舟屋」として特に海外観光客から注目を集める京都府・伊根町。地元食材を使った料理を提供する「浦嶋館」を「サイクルステーション」として生まれ変わらせるためのサポートを行っています。
サイクル&エイドステーションになった浦島館
具体的な取り組みとして、地元企業が製作した木製のサイクルラック、サイクリストが自転車をメンテナンスできる工具セットを設置、サイクリスト向けメニュー開発など。こちらもすでにレポート記事を紹介済みですが、7月22日には伊根町一周コースを設計して、地域内外の方を対象としたライドイベントを実施しました。
『【イベントレポート】京都府伊根町にて、地域・住民・企業が協働したライドイベントを開催!』
https://www.cyclelivinglab.org/ine-ride-report/
もうすぐ冬本番で、サイクリングはオフシーズンに入りますが、我々サイクル・リビングラボは本協定を活かしつつ、次の春以降の具体的な動きを模索しています。丹後地域での取り組みにご興味お持ちいただけましたら、ぜひ一度お問い合わせください。
mail:CycleLivingLab[a]infobahn.co.jp
※[a]を@に変換のうえ、お問い合わせください